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MacでリッピングしたブルーレイディスクをMKVに変換【無料】

      2015/12/12

前回からの続きです。

横着してキャプチャ画像がありません。
アプリを操作しながら読んでもらえれば分かると思いますので、
ご容赦ください。

前回 は DVDFab(無料)を使って、とりあえずブルーレイディスクを「丸ごと」バックアップできるようになりました。
次にやりたいことは「ムービーへの変換」です。

ブルーレイディスクを丸ごと保存できているのであれば、
わざわざムービーに変換する必要もないような気もしますが、
いかんせん「丸ごとバックアップ」はディスク容量を大量に消費します。
作品にもよりますが、1本あたりだいたい20GB〜40GBぐらいは必要です。
3TBのHDDでも100本も入れればいっぱいになってしまいます。
HDDの価格が12000円ぐらいなので保存単価は120円ぐらいでしょうか。

TSUTAYAなら旧作100円で借りられるので、そもそも保存の必要あるの?という気もしますが、
いつでも好きなときに鑑賞可能な私的ビデオライブラリの構築、というのが目的なので、
あまり気にせず、先に進みます。

というわけで保存容量を大幅に減らそうと思ったら「ムービー変換」です。
変換の方法には大きく以下の2つがあります。

1)複数の字幕や音声を内包できるMKV形式で保存(非圧縮/容量大きい)
2)字幕、音声固定のMP4形式で保存(圧縮/容量小さい)

それぞれ特性が異なり一長一短なのですが、
今回は(1)の方法を試します。

Macの場合、MKV方式で保存するには、MakeMKV(無料)というソフトを利用します。
リンク先からMacOSX版がダウンロードできます。

ソースは前回、DVDFabで保存したISOファイルを使うか、
あるいは直接ブルーレイディスクからの変換もできるようです。

ブルーレイディスクから直接変換、ということは、
コピーガードを解除できる機能を持っているということになりますが、
解除機能の強さ(最新のコピーガードに対応しているかなど)については、
何枚か試しましたが、特に問題無く解除できるようです。
プロテクトの解除がうまく行かない場合は、DVDFabも併用する必要があるかもしれません。

まずはDVDFabで保存したISOファイル(コピーガード解除済み)で変換してみます。

MakeMKVを起動して、ソースにISOファイルを選択します。
読み込んだ際に含まれているファイルの解析が行われます。

フォルダの一覧が表示されるので、この中から、
必要な字幕、音声が含まれているものを選択します。
だいたい一番大きなサイズのものが目的のファイルです。
いったん右クリックでチェックをすべて外し、必要なフォルダのみチェックを入れましょう。

フォルダを開くと、フォルダに含まれる字幕や音声のファイル一覧が表示されます。
ここで必要なファイルのみチェックを入れます。
音声、字幕とも英語、日本語を選択しておけば間違いないかと思います。
(英語字幕は不要という方もいるかもしれませんが)

もちろんこれは英語圏で制作された映画の場合です。
フランス映画なら、フランス語の音声は必ずチェックする必要があります。

ディスクによっては日本語吹替が含まれないものもあるので、
「日本語の音声が無い!」とあわてないようにしましょう。

ブルーレイディスクの場合、容量に余裕があるからなのか、流通の都合なのか、DVDよりも多くの言語の字幕、音声が含まれていることが多いようです。

もちろん全部の言語を保存したいのであれば、すべてにチェックを入れれば問題ありません。

選択したフォルダの容量はだいたい元のISOファイルの70%〜80%ぐらいです。
40GBのファイルだと、30GBちょいぐらいになります。
正直、そんなに小さくなったという印象はないのですが、
MKV形式だと、映像、音声ともに非圧縮で保存できて、
さらに再生時に字幕、音声を任意で選択できます。
簡単に言うと、ブルーレイディスクから不要な字幕、音声、メニューが削除されたファイルということですかね。
ほぼ元のディスク内容を丸ごと保存できていると考えていいかと思います。

変換にかかる時間ですが、圧縮処理を伴わないので、
ほぼファイルコピーにかかる時間と同じでしょうか。
十数分ぐらいが目安かと思います。

ブルーレイディスクから直接コピーする場合は40〜50分程度かかります。
DVDFabとほぼ同等です。
ISOファイルからの変換の方が速いのは、HDD間のコピーであることと、
コピーガード解除のプロセスが無いからだと思われます。

変換したファイルは MPlayerX(無料)または VLC で再生できます。
字幕や音声はアプリのメニューから選択できます。

再生品質は元のディスクと同等なので、作品が観れれば十分、と考えるなら、
元のISOファイルを削除してしまって大丈夫かと。

次回は(2)MP4形式での保存を試してみます。

使用したBluray/DVDドライブは Logitec USB3.0対応 ポータブルブルーレイドライブ BDXLライティング付き ブラック LBD-PME6U3LBK [フラストレーションフリーパッケージ (FFP)]

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