広島カープの全試合をネットで観る
ネット配信はスマホやPCなど観る場所を選ばないのが便利
昨年に続き、今年(2017年)も広島カープの快進撃が続いている。
地元球団とは言え、もともと、そんなに熱心なカープファンではなかったのだが、ここまで盛り上がってくると毎試合の結果が気になり始め、そしてついにはリアルタイムで試合経過まで追いかけたくなってきてしまう。
テレビの前に座って観るというのは時間の都合がなかなかつかないが、いい時代になったもので、今はスマホやPCでのネット配信でライブ中継を観ることができる。
しかもネット配信なら地上波では望めない「全試合視聴」も可能である。
というわけで、「ネット配信で広島カープの試合中継を観よう!」という話を書く。
自分でもこの環境で視聴しているので、同じようなことを考えている人の参考になればと思う。
先に結論を書いてしまうと、3つのサービスに加入する必要がある。
一つ目:スポナビライブ
というわけで、まず最初に「スポナビライブ」。
月額1,480円(税抜)のサービスだが、ソフトバンクユーザーなら980円(税抜)で視聴可能だ。
iOS端末だけでなく、PC(ブラウザ)やAndroidテレビ、Apple TV、FireTVなどアプリが動作する環境にも対応している。
しかも最大4台まで同時再生が可能という太っ腹!
スマホのLTE回線を使う場合は転送量に注意する必要があるが、使い勝手としては満足できると言っていいだろう。
ただ、、、残念なのはカープに限っては全試合中継ではなく「広島カープのホーム主催試合を除く全試合」「巨人主催試合を除く」となっている。
というわけで、スポナビライブではカープの主催試合(主にマツダスタジアムでの試合)、東京ドームでの巨人戦については視聴することができない。
単純計算で年間144試合の半数以上を観ることができない計算になる。
特にマツダスタジアムの試合が観れないのは痛い。
が、もちろん対策は可能だ。
二つ目:DAZN(ダゾーン)
マツダスタジアムでの広島カープ主催試合を観るには「DAZN(ダゾーン)」への加入が必要だ。
料金は月額1,750円(税抜)。
DAZN (ダ・ゾーン) | スポーツを観よう!ライブも見逃した試合もいつでも、どこでも
このサービスもスポナビライブと同様、スマホやPC、セットトップボックスなどでの視聴に対応している。
同時視聴は2台まで、登録は6台まで可能ということだ。
ただ、DAZNでの広島カープ戦の視聴には注意点があって、「広島県内からのリアルタイム視聴はできない」なのだそうだ。
DAZNで広島カープの試合が見れる人と見れない人の境目はこれだ!: オススメマップ|気になる物・事・話題
権利上の問題ということなので、おそらくマツダスタジアムへの集客が鈍ることを嫌ってのことなのだと思う。
マツダスタジアムでの収益がチーム運営に大きく影響することを考えると、これは仕方ないだろう。
県外からの視聴であれば問題ないようなので、該当する人は契約しよう。
これでマツダスタジアムでの主催試合もカバーできたので、残るは巨人主催試合である。
三つ目:Hulu
巨人主催試合はHuluまたは日テレオンデマンドで配信されているが、おすすめは「Hulu(フールー)」だろう。
料金は月額933円(税抜)。
上記2つと同じく、スマホやPC、セットトップボックスなどでの視聴に対応。
Huluは数年前に日テレ傘下になった関係で、巨人戦をライブ配信するチャンネルがある。
サービスのメインは映画やテレビ番組のオンデマンド配信なので、そちらを利用できることを考えると、視聴できる試合数は少ないものの、お得と言えるかもしれない。
同時視聴もできるようだが、規約では禁止されている。
全試合観るには3サービス、合計:月額4,596円(税抜)が必要
以上の3サービスを契約することで広島カープの全試合をネット配信で視聴できるようになる。
料金は合計で「月額4,596円(税抜)」となる。
結構イタい金額だが、球場に観に行くことを考えれば安上がりと考えることもできなくはない。
まあ、できれば一つのサービスにまとめて欲しいところではあるが。。。
ちなみに自宅のテレビだけで見れればいいという場合はスカパーのプロ野球チャンネルがおすすめだ。
料金|プロ野球みるならスカパー!|ココロ動く、未来へ。スカパー!
こちらは、基本料421円(税込)+月額3980円(税込)で広島カープの全試合が視聴できる。
うちの広島の実家はこのプランを契約している。
ネット配信のクオリティはまずまず
また、ネット経由での視聴ということで配信品質が気になるところだが、概ね満足できるレベルだと思う。
実際にはリアルタイムではなく、1分ほどのタイムラグがあったり、回線の状況によっては画質が落ちる、時々、画面が一瞬ブラックアウトしてしまう、、、といったネット配信特有の症状が発生するが、それほど気にはならないと思う。
それよりもいつでもどこでも、ネット接続できる場所であれば視聴ができるメリットの方が大きいだろう。
あとは最初の方でも書いたが、データ転送量には気をつける必要がある。
基本的にはWi-Fi環境で観るか、あるいはWiMAXなど使い放題のモバイルルーターを利用することになるだろう。
シーズンオフは利用停止で節約も可能
3つのサービスを契約する必要があるということで、月額料金は高めになってしまうが、どのサービスも月ごとの契約になるので、カープの試合以外、観ることはないというのであれば試合のない期間は解約してしまうのも手である。
セリーグの公式戦はだいたい9月いっぱいまで、クライマックスシリーズが10月開催なので、4〜10月の7ヶ月間契約しておけばOKということになる。
2016年のクライマックスシリーズ時にはネット配信の契約をしていなかったのだが、基本的に通常の公式戦と同じ扱いのはずなので、上記のいずれかのサービスでクライマックスシリーズ視聴が可能なはずである。
今年も広島カープのCS進出は確実だろうから10月まで契約する必要がありそうだ。
ちなみに日本シリーズは2016年はネット配信されていなかったようである。
日本シリーズ進出もかなり濃厚だと思われるが、こちらはテレビで観ることになりそうだ(どこかのサービスが配信権利を獲得するかもだが)。
最近のカープの試合は関東のビジターの試合でもスタンドが真っ赤に染まって、カープの人気が全国区になったことに驚かされる。
できれば、球場に足を運んで応援したいところだが(楽しいよ!)、なかなか時間を取るのが難しいという方は、こうしたネット配信の利用を検討してみてはいかがだろうか。