映画「君の名は。」を観てきた(感想のようなもの)
大ヒット作品ということで、ちょっと身構えて行ったのだが...
「君の名は。」を観てきた。
先日、「スーサイド・スクワッド」と迷ってやめてしまったのだが、うちのチビが観たいというので結局観に行くことになったのだ。
結論から言うと、ロマンティックなラブストーリーでとても良い映画だった。
この作品についてはすでにいろんな人が様々な意見を書いているので、少々、身構えてしまっていたのだが、奇をてらうでもなく思いの外、王道なストーリーだったのでそういう意味ではちょっと拍子抜けしたようなところもある。
ただ、ひとつだけ残念というか、引っかかる点というか、そういう風に感じたのは「話の終わらせ方」の難しさだ。
ネタバレすると嫌なので詳しくは書かないけれど、この映画のクライマックスはエンディングの結構前の方、夕暮れのシーンにあったと思う。
(かなりボヤかしてるけど、観た人は分かるよね)
観ている側としてはあそこが感情の盛り上がりのピークで、そのあとの話は付け足しとは言わないけれど、それほど気持ちが高ぶる感じはなかった。
あの場面付近で話が終わっていれば、もっと強いインパクトがあったように思う。
もちろん今のストーリのままでは無理なので、話自体を変える必要があるだろうけれど。
ラストシーンがちょっと唐突な印象だったので余計にそう思うのかもしれない。
ストーリーのどこにピークを持っていくかということで言えば、いろいろ考えさせられる作品だった。
ま、そんなことはともかく。
全体としてはハラハラドキドキしたり、ちょっと涙ぐんでしまったり、吹き出してしまうようなシーンもあり、素直に楽しんで観ることができた映画だった。
まだ観ていない人は評判に左右されず、まっさらな気持ちで観てもらいたい。