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Fine Young Cannibals "Johnny Come Home"

   

Fine Young Cannibals

1985年リリースのデビューシングル



最近はApple Musicで音楽を聴くことが多いのだけど、Apple Musicが良いのはコンピレーションやラジオを聴いていて、知らない曲に出会える所だと思う。

(そして、すぐに関連曲にアクセスできる所も良い)

まったく知らないアーティストに出会うこともあるが、名前は知っているけどそれほど馴染みがないアーティストを「発見」することもあって、このFine Young Cannibalsの「Johnny Come Home」もそうしたケースだ。

ただ以前に聴いたことがあるような印象はあるので、リアルタイムで耳にしていたことがあるのかもしれない。後述する通り、イギリスでスマッシュヒットしているので、日本の洋楽番組でも当時紹介されたのではないかと思う。

Fine Young Cannibalsといえば、2作目のアルバムから全米No.1になった「She Drives Me Crazy」の印象が強いが、デビュー作の1曲目にして、ファーストシングルである「Johnny Come Home」もかなり良い曲だ。

ジャズっぽさと物悲しい旋律、アクの強いボーカル

Wikipediaによれば「当時の他のヒット曲と同様、ロック、スカをミックスした曲調」ということだが、トランペットのソロが入ったり、ダンスっぽい仕上がりになっているあたりは、まさに1985年ごろのUKヒット曲という感じがする。

歌詞は家出した息子に問いかける父親(?)の独白といった内容で、これもちょっと哀感を誘う。

「ジョニー、帰ってこないのかい?母さんはひどく嘆いているよ」という歌詞はちょっと邦楽では考えられないよなあ。

途中で入る物悲しいシンセピアノの旋律が両親の不安な心境を表現しているようで、またせつない。

プロモーションビデオはスタジオ内での演奏風景を撮ったチープな仕上がりだが、それが逆に生っぽい雰囲気を醸し出していてかなりカッコイイ。

ボーカルのローランド・ギフトのキャラも立ちまくっている。当時まったくの無名だったそうだが、これはインパクトあっただろうな。

しばらくヘビーローテーションになりそうだ。

Fine Young Cannibals "Johnny Come Home" 歌詞

Nobody knows the trouble you feel
Nobody cares the feelin' is real

Johnny
We're sorry
Won't you come on home?
We worry
Won't you come on?

What is wrong in my life
That I must get drunk every night?
Johnny
We're sorry

Use the phone, call your mum
She's missin' you badly, missin' her son
Who do you know? Where will you stay?
Big city life is not what they say

Johnny
We're sorry
Won't you come on home?
We worry
Won't you come on?

What is wrong in my life
That I must get drunk every night?
Johnny
We're sorry
Won't you come on home?

You'd better go home, everything's closed
Can't find a room, money's all blown
Nowhere to sleep out in the cold
Nothin' to eat, nowhere to go

Johnny
We're sorry
Won't you come on home?
We worry
Won't you come on?

What is wrong in my life
That I must get drunk every night?
Johnny
We're sorry
Won't you come on home?

We worry
Won't you come on home ?
Johnny
Won't you come on home?
...

チャートアクション

UKシングルチャートでは1985年7月に最高8位。

USチャートで最高76位、USダンスチャートで最高9位。

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