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日々の雑感を徒然に

「超整理法」の野口悠紀雄は「音声入力推し」らしい

   

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音声入力で本1冊を書き上げたらしい

engadget日本版に野口悠紀雄のインタビューが掲載されていた。

「iPhoneの音声入力なら、原稿は朝飯前」と話す野口悠紀雄氏にその極意を聞いた! - Engadget Japanese

5月に発売された、この本の記事広告かと思ったが、純粋な取材記事のようだ。
「話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる」(野口悠紀雄著/講談社刊)

なんでも「音声入力ですべて書き上げた本」という触れ込みらしい。

インタビューを読むと、実は推敲はキーボードでやっているようだが、それはこの際、それほど重要ではない。

音声入力が仕事の効率化に効くということ

重要なのは、仕事の効率化について長年研究している著者が、現在注目しているのが「音声入力」だという事実だろう。

つまり「文章を書く」という作業の効率化に「音声入力」が効く、ということである。

記事から音声入力の特徴として語られている部分を取り出してみると、

  • 書きたい文章が頭の中で明確になっているならば、キーボード入力よりも音声入力のほうがスピードは速い
  • ただし編集作業ができるわけではないので、「時間短縮」が音声入力のメリットではない
  • 話せばとりあえず文章になっていくので、書き出しの苦労がない。「楽に」文章が書けることが最大のメリット。
  • 謝罪メールなど論理的な構成よりも全体の流れが重要な文章の場合、音声入力が有効
  • ベッドの中、歩きながら、などこれまでおよそ文章を入力できるとは思えない場所、シチュエーションで文章を書ける

といった感じだろうか。

いずれも示唆に富む指摘だと思ったのだが、どうだろうか。

問題は音声入力を使えるシーンが少ないことか...

この記事を見て、音声入力を試してみようと思ったのだが、考えてみると、意外と音声入力ができるシチュエーションは少なそうだ。

会社ではさすがに無理だろう。

通勤電車の中でもやっぱり無理だ。

自宅ではどうかというと、いまは自分の部屋でひとりっきりになれる環境ではない。

寝ている家族を起こしてしまう可能性もあるので、ちょっと難しそうだ。

そうなると駅から会社、あるいは駅から自宅までの道すがら....という選択肢しかなさそうだ。

しかし、これも人通りが多いと、ちょっとおかしな印象になってしまうかもしれない。

ちなみに野口氏は連載などの原稿を朝食までの時間、寝床で書いたりするそうだ(もちろん音声入力)。

これが本当の朝飯前か!というオチだが(苦笑)、上で書いた音声入力の特徴は文章を書くのに苦労が多い人ほど、メリットが大きいような気がする。

どこで利用するかは考える必要があるが、少し音声入力を意識して、今後は作業してみることにしよう。

 

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