iPhone 6 Plus ケース「Spigen ネオ・ハイブリッドEX メタル」を購入

2015/03/07 2015/12/12

昨年11月にiPhone6 plusを購入してから今まで「ケース無し、保護シート無し」の裸状態でずっと使ってきたのですが、やっとケース（というかバンパーですが）を購入しました。

iPhone6 plusはノーマルiPhone6に比べて販売台数が少ないせいか、ケースの種類が限られていて、なかなか気に入ったものが見つからなかったのですが、別件でネット検索をしていて以前使っていた「Spigen ネオ・ハイブリッドEX」のアルミバージョンが発売されていることに気がつき、Amazonでのレビューでも割と好評で値段も3000円台と手頃なので、早速注文してみました。

ブログに載せるつもりで届いた製品の写真も結構撮ったのですが、面倒なので以下テキストだけのレビューになります。横着ですみません。

パッケージ

パッケージはプラケースの簡素なものでした。どうせ捨てることになるので、個人的には簡素な方が好感が持てます。

内容物は、バンパーの他にフロント（前面）とバック（背面）用の保護シート計2枚と貼り付け時にiPhone6 plus本体を拭くためのウェットティッシュ（？）みたいなのが入っていました。保護シートが付いているとは思ってなかったので、ちょっと得した気分です。

保護シートの貼り付け

iPhone6 plusの表面をウェットティッシュで拭いてから保護シートを貼ります。普段なら静電気が立たないようにとかなり気を使うのですが、おまけで付いてきた感のある保護シートなので、ダメなら剥がせばいいやとサクッと貼り付け完了。

保護シート単体製品に付いているような気泡を抜くためのプラスティック片は付属していなかったので、爪を使って気泡を抜いていきます。残念ながらフロントに1箇所、小さなゴミが入ってしまいましたが、それほど目立たないので、気にせずそのままにすることにしました。

保護シートの質感ですが、フロントは光沢タイプ、バックは手触りさらさらの少しマットなシートです。フロントの方は光沢タイプなので触っていると結構汚れが目立ちます。特に指紋付着防止のような処理はされていないようです。とはいえ価格を考えると保護シートはおまけ程度だと思いますので、あまり贅沢は言わないことにします。

iPhone6は本体のエッジ部分が丸みを帯びていて、保護シートもその丸みのある部分までカバーしていることを訴求ポイントとして挙げているものが多いですが、この製品の付属シートは平面部分のみカバーするサイズとなっています。

バンパーを付けると、保護シートとバンパーの間に1.5mmぐらいの隙間ができます。もっともこれぐらいの隙間だったら、あまり気にしなくてもいいレベルかと思います。

逆に保護シート貼り付け済みでこのケースを購入する場合ですが、バンパーは本体端ギリギリまでしか干渉しないので、すでに保護シート貼り付け済みの方にもおすすめできるかと思います。

バンパーの取り付け

パッケージには取り付けの説明書がありませんでしたが、以前使っていたSpigenの製品と同じだろうと思い作業開始。内側のゴム製フレームをiPhone本体にはめて、その上からアルミフレームを入れ込むと、数十秒程度で取り付け完了です。アルミフレームはまず上端か下端をはめてから、反対側をぐいっと押し込むようにしてはめ込みます。このあたり結構力が必要なので、Spigen初心者の方の場合、本当にこういう取り付け方法でいいのか迷うのではないかとも思います。アルミフレームはかなり薄手なので壊れると思って躊躇する人もいそうです。

もう少し高めのバンパーケースだとフレームが2つに分解できる仕様になっているものもありますが、このパンパーは一体型というかバラせないタイプになります。

アルミフレームをはめ込むときにかなりキツめなので、はめた後はバンパーがぐらつくことはありません。

取り付けた後のホールド感

今まで裸で使っていたので大きくなった感は否めませんが、それほど違和感はありません。だいたい上下左右ともに5mmぐらい大きくなる感じです。iPhone6 plusの場合、片手操作できるサイズではないので、このぐらい大きくなっても操作感が大きく変わった印象は無いですね。

バンパーの部分はiPhone6 plus本体よりも厚みがあり、盛り上がったエッジの部分が指先に引っかかる感じになるので、裸で使っているよりは手を滑らせて落とすことは少なくなりそうです。

また、背面カメラレンズの出っ張りよりもエッジの部分の盛り上がりの方が高いので、デスクなどに置く場合に気を使わなくて済むようになったのはいいですね。接地面は内側のゴム部分になるので（アルミフレームよりもゴムフレームの方が幅があります）、傷がつくことはありません。これまで裸で使っていたので、iPhoneをソーっと置く習慣がついてしまっていたのですが、そういう気の使い方は不要になりそうです。

バンパーの質感とボタン類へのアクセス

アルミ製のバンパーについては、かなり良い質感ではないかと思います。つるつるした表面ではなくマット調の手触りです。ツルッとした仕上げの方が掴んだときに滑りにくそうですが、マット調の方が高級感はあると思います。

電源、音量ボタンとも独立ボタンになっていて、これは裸で使っている時と同じ感覚で使えます。

マナーモード切替スイッチの部分は穴が小さく深いので、親指で切り替えるのは難しく、人差し指を差し込んで操作することになります。このスイッチを頻繁に使う方の場合、ちょっとストレスかな、と思います。

ヘッドフォン端子の部分ですが、純正のヘッドフォンであれば問題なく差し込めます。穴の部分の余裕は純正ヘッドフォンを挿し込んだ状態でiPhone前面背面方向にそれぞれ0.5mm程度しかないので他社製のヘッドフォンを使っている場合、延長ケーブルが必要になるかもしれません。

Lightningケーブルの端子は、純正ケーブルを挿した状態で前面背面方向にそれぞれ1mm程度、左右方向には2mm強の余裕があるので、よほど大きな作りのケーブルでなければ大丈夫かと思います。手持ちの非純正ケーブルは問題なく入りました（コンビニで取り扱いのあるAxingのケーブル）。

まとめ

3,190円という購入価格からすると、十分に購入価値はあると思います。Amazon的な評価で言えば「★★★★★」でしょうか。

もっとも以前使っていた同じSpigenのネオ・ハイブリッドバンパーでは使っているうちにバンパーが外れてしまうという不具合（？）が発生したので、時間が経ってみないと正しい評価はできないかもしれません。現時点では昔よりもかなりタイトな装着感なので、そう簡単には外れそうにない印象ではあります。

約4ヶ月間の「裸iPhone」でしたが、ようやくケース（バンパー）を装着することになりました。初代iPhone3Gを購入してから毎年モデルチェンジのたびにiPhoneを購入してきたのですが（iPhone6 plusで7台目ですね）、初代を除くとすべて購入とほぼ同時にケースを購入してきたので、この4ヶ月間は個人的にかなり貴重な体験だったと思います。常に「落とさないように」とこれまでになく緊張感を持って扱っていました。

ケース（と保護シート）を購入するのは基本的に「傷をつけたくない、落として壊したくない」という気持ちからだと思いますが、いつだったか「iPhoneは裸で使うべし」という記事を読んでから（Gizomodeだったかな）、裸で使ってみようかなあ、と思い、iPhone6 plusは好みのケースが無いこともあり、これまで裸で使ってきました。

その記事の趣旨は「ジョニー・アイブが最高のデザインに仕上げているのに、なぜ醜いケースを付けるんだ？！」というもので、確かにその通りだよな、とすごく納得感があったんですね（この記事です）。iPhone6 plusには純正のケースもありますが、シリコンケースは「絶対に嫌」というところもあって、手を出さずにいました。純正ケースは何度も店頭で見て「これは無いよな」という印象だったのですが、ジョナサン・アイブ的には「あり」なんですかねえ。。。純正で出すなら最初からケースありきのデザイン検討もしてくれればいいのにな、と思ってしまいます。

まだ取り扱いにちょっと違和感はありますが、購入してしまった以上、しばらく使い続けてみようと思います。カラーはブラックとレッドで迷って、結局レッドを選びました。現物を見ると赤の色味自体は悪くありません。ただiPhone6 plusはサイズも大きいので、少し落ち着いた印象になる黒の方が良かったかも。

経年で使用感が変わったら、またレポートしたいと思います。

＜2015.03.31追記＞

約3週間使ってみた感想。