西新橋の旨いとんかつランチ「とんかつ 酒菜 くら」
目当ての店が休みでふらりと立ち寄ったら当たりだった
今日は西新橋の「カレーショップ きよ」というカレー屋でランチを取るつもりだったのだが、13時過ぎぐらいに店に行ってみると、すでに閉まっていた。
カレーが無くなると早めに閉めることもあるそうなので、たぶん終わってしまったんだろう(今回初めてだったのでその辺の頃合いが分からなかった)。
大盛り無料でワンコインのカレーということなので、早い時間から客が詰め掛けるのかもしれない。今度はもう少し早めに行ってみよう。
で、どうしたものかと、通りの方に戻りかけたところで「とんかつ」の看板が目にはいった。
中を覗くとそこそこ客が入っている。しかも表に出ているお品書きの看板をみると「ロースとんかつ定食880円」とあり、このあたりでは十分リーズナブルだ。
というわけで、この「とんかつ 酒菜 くら」という店に入ることにした。
とんかつ専門店ということだが、メンチカツやチキンカツ、エビフライなど揚げ物全般を出すお店のようだ。
ロースとんかつ定食は100gと150gの2種類があるが、それぞれ880円、1300円と結構な値段の開きがある。
初めての店なので、いきなり1300円は無いな、と100gの方を注文した。
ご飯、味噌汁、キャベツはおかわり自由ということなので、足りなければそちらで調整すればいい。
5分ほど待つと、膳が運ばれてきた。
ロースとんかつは思いの外、大きい。100gにしておいて正解だった。
とんかつの下には網が引いてあり、いかにもとんかつ専門店という感じだ。
早速、食べてみようと、とんかつを箸でつまむと、これがかなり分厚い。
噛み切れるのか心配だったが、肉は十分に柔らかく、苦もなく噛み切れる。
ロースの甘みが口に広がり、心の中で思わず「旨い」とつぶやいてしまった。
メニューには千葉県産の特選豚使用と書いてあったが、確かになかなかの肉をつかっている印象だ。
いままで、とんかつを食べるときには虎ノ門駅からほど近い「寅」に行っていたのだが(ここもお代わり自由で肉はさらにでかい)、こちらの「くら」の方が数段うまい。
(肉の大きさは「寅」の方が一回り大きいので肉を腹一杯食べたいなら、そちらの方がいいかもしれない、とフォローを入れておく)
途中、ご飯と味噌汁をおかわりして、食べ終わる頃には大満腹の状態になった。
味噌汁もランチにありがちな煮詰まったものではなく、出汁の効いたおいしい味噌汁だ。
また写真でわかる通り、付け合せも少量ではあるが、ひじきと漬物の2種類が付いていて、箸休めにいい。
夜はお酒を出すお店になるようなので、こういうものも用意があるんだろう。
テーブルにはソースの他に塩も置いてあって、好みで使えるようになっている。
その他、醤油とキャベツ用には中華と青じその2種類のドレッシングが選べる。こういうところはポイントが高い。
お勘定をしていると厨房のロマンスグレーなご主人(?)と目があったので、「美味しかったです」と声をかけると、笑顔で「ありがとうございます。」と返事があった。
店員のお兄さんも物腰が柔らかく丁寧で、接客全般についても良い店だと感じた。
後で食べログを見てみると、2016年2月に出来たばかりのお店のようだ。
愛想がいいのも新規店ならではということなのかもしれないが、とにかく出てきた料理がうまいのには間違いない。
思いがけず、いい店を発見してしまった。
というかダイエット中なのに思いっきり食ってしまったな。。