Hero of the Day

日々の雑感を徒然に

Walking Dead シーズン5エピソード14、またしても崩壊の予感...

      2016/04/14

walking-dead-season5-episode14

2月からスタートしたWalking Dead シーズン5 後半。とうとうエピソード14まで放映が終了し、残すところ2エピソードとなりました。

※ネタバレ無しです。

正直なところ今回のエピソード14は見終わった後、かなりどんよりした気分になりました。。つくづく「一番怖いのは人間」ということを思い知らされるエピソードです。。

このシーズン5でリックたちがたどり着くコミュニティはこれまでのエピソードの中で「最も完成された街」と言えると思います。ですが、今度こそ地に根をおろして建設的な方向へ進んでいけるのかも、という淡い期待は、あっさり裏切られます。

残りは2エピソードですが、いつもお世話になっているもっさんのブログによれば、シーズン5最終話となるエピソード16は90分の拡大版とのことなので、残りは実質3話分ということになるでしょうか。話の展開を考えると、このコミュニティの結末はシーズン6に持ち越されることになりそうです。

それにしても。。

残念なことに今回もウォーカーに襲われ命を落とすメンバーがいるわけですが、ウォーカーに喰い殺されるシーンの描写がこれまでになくあからさまだったように思います。いままでは、リックたちの仲間が殺されるシーンは結構控えめな描写だったと記憶していますが(場合によっては殺されるシーンは映されなかったり)、今回はものすごくリアルです。いまだに気分が滅入っています。製作サイドはどんだけドSなんだと。そしてそれを見ている我々はどんだけドMなのかという思いです。すみません、まだ視聴後のどんより感引きずってます。

今月中にシーズン5が終了して、次のシーズンは夏頃のスタートですかね。いまから待ち遠しいというか「もっと早く撮影進めてくれ!」という気持ちではあります。

ゾンビ映画好きなら間違い無くノックアウトされるであろう「Walking Dead」ですが、やはり凡百のゾンビ映画との差は、登場人物の心の機微の描写力だと思います。

「いいやつ」「わるいやつ」といった紋切り型のキャラクター造形ではなく、登場人物たちすべてに精緻でリアルな感触があるところが、この作品のすごいところです。

正直なところ、これだけのボリュームとクオリティで作られると他のゾンビ作品は大変ですよね。Walking Deadがスタートした2010年以降パッとしたゾンビ映画が出てきていないのは、この作品の影響もあるんじゃないかと思います。もっともWalking Deadのエピソード2〜3話分で完結しないといけない映画作品だと、人物描写がどうしても浅くなってしまうのは仕方がないとも思いますが。

とにかく残り2エピソード、リックたちの無事を祈ります。

 - ゾンビ, 海外ドラマ