公衆無線LANサービス「Wi2 300」は小田急線では使いものにならない
2015/12/12
毎日の通勤で利用している小田急線。結構な時間乗っているので、iPhoneやiPadでネットを見たりすることが多いのですが、データ転送量を少しでも減らしたいと思い、公衆無線LANサービス「Wi2 300」に加入してみました。
利用シーンとしては、「駅ホームでの待ち時間」や「電車に乗っていて各駅で停車している時」を想定していました。「駅ホームはともかく各駅で停車している時ってどういうこと?」と思う方がいるかもしれませんが、意外と軽めのアプリ(数十MBぐらい)なんかだと停車中にダウンロードできたりします。
うちのiPhone(iPad)はソフトバンクなので「ソフトバンクWi-Fiスポット」は無料で利用できるのですが、通勤ルートでは繋がるところが少ないんですよね。
乗車時間は片道1時間ちょっとあるので、往復で2時間強。平日毎日これだけの時間ネットを使っていると、結構な転送量になるので、ソフトバンクWi-Fiスポット以外の公衆無線LANサービスを追加することで、少しでも転送量を節約できればと思ったわけです。
そんな期待を持ってWi2 300に加入したわけですが、結論まったく使い物になりませんでした。。
もともと加入前に下記のような情報を見てWi2 300に決めたのですが、「小田急線全70駅」というのは、どうやら改札周りを指すようです。
駅のホームではWi2 300のSSIDである「Wi2」「Wi2_club」をまったくつかみませんし、もちろん電車に乗っている状態でも同様です。駅の停車中やホームでiPhoneのWiFi設定を見ても、「Wi2」「Wi2_club」は表示される気配もありません。
実はオプション扱いの「Wi2premium」または「Wi2premium_club」は駅ホームでも電車内でもバッチリ入ります。
ただし、この2つは月額362円(税抜)では利用できないプレミアムエリア扱いになっていて、追加料金を払わないと利用できません。このオプション料金が結構高くて、6時間350円(税込)〜という料金体系になっています。月額の設定は無くて、最長で1週間2,000円。これだったらWiMAX契約するよ!という料金です。
以前は上記の月額料金内でプレミアムエリアも利用できたようですが、2014年9月末で利用ができなくなったようです。
ネットで検索すると「Wi2 300なかなか良いよ!」というコメントを見かけることが多いのですが、どうもプレミアムエリアが無料で使えた時期の使用感みたいですね。
ちなみに小田急線の相模大野駅周辺で接続ポイントを探してみると、一応、相模大野駅内にも接続ポイントがあるようです。
しかし、地図を拡大してよーく見てみると、改札周辺でしか電波が入らなそうな位置にしかWiFiスポットは無さそうです。やはりホームではダメっぽいですね。
NAVERまとめなどを見ると、マクドナルドなど飲食店では割と使い出があるようなことが書いてあるので、日常的にそういうところに行く人にはいいサービスかもしれないですね。自分の場合は残念ながら対象外ということになりそうです。
「Wi2premium」や「Wi2premium_club」だと、駅に近づいた途端、本当に腹立たしいほどあっさり繋がるんですがねえ。。
小田急線だと他には「docomo Wi-Fi」という選択肢もあるようなのですが、これも地図を見ると改札付近だけのようです。
月額数百円でWiFi使い放題というのは、ちょっと虫がよすぎですかね。なかなか世の中甘くないなあ。